すべてはここから始まりました

2015年、カンボジアで各学校を支援されていた鈴木千雄(すずきかずお)氏を小野寺理事長よりご紹介して頂き、望月元青年部部長を中心とした有志のメンバーでカンボジアに訪問した事から始まっています。

鈴木氏は愛知県で板金業を営み、現役引退後「NPO法人21世紀のカンボジアを支援する会」に所属されました。この会は、小学校の校舎や井戸の建設、貧しくて学校に行けない子供達をサポートする教育里親制度、児童養護施設「夢ホーム」を運営しています。

鈴木氏は子供達への教育支援をはじめ、学校や井戸の建設のために資金協力をされました。2007年にターイ小学校、2009年に「夢ホーム」の敷地内に職業訓練所、2016年7月にデチョーアンカイン鈴木小学校を新築し寄贈しました。

夢ホームではもの作り技能講習会を実施し、日常使う製品(たらい、衣装箱等)の製作を通して板金の基礎を指導していました。

しかし2016年5月、志半ばで鈴木氏は他界されました。

私達は鈴木氏の遺志を引き継ぎ、2016年6月にカンボジアへ有志で訪問しました。

5年間の歴史に裏打ちされた強み

2016年に有志で始まった訪問も、2017年からは愛知県板金工業組合青年部の事業として活動を開始しました。

この5年間に鈴木氏が寄贈した小学校を含め全7校を訪問・調査し、記念品(時計)と文房具セットを寄贈するとともに、児童養護施設「夢ホーム」では板金指導・体験会、ソク孤児院の訪問や現地建築業者との交流会も継続的に実施してまいりました。

活動の中で培ってきた人とのつながりを生かし、今後のカンボジア学校支援事業に繋げていきます。

経験してわかる事がそこにはある

カンボジアに行き、はじめに衝撃を受けた事は、自分の娘と同じぐらいの子供が『1ダラー、1ダラー』と物乞いをしているのです。

カンボジアは地域によって貧富の差が激しく、物凄く貧しい地域では上半身はボロボロの服を身にまとい、下半身は衣服を身に着けていない子供達もいました。目を背けたくなる様な現実で、日本がどれだけ豊かな生活をしているか改めて知る事となりました。

子供たちに板金指導をしている際、どの子もとても真剣で、飲み込みが早い事に驚かされました。言葉が通じない中、スムーズに指導出来たのは、通訳の方のお陰でもありますが、子供たち自ら “学びたい”と強く思う気持ちがあったからだと思います。

故鈴木氏の活動をきっかけに行われたカンボジア学校支援事業ですが、自分にとってとても貴重な経験になりました。

カンボジア学校支援事業

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